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Art & Architecture
LANDSCAPE DESIGN ランドスケープデザイン

LANDSCAPE DESIGN ランドスケープデザイン

No.131

『LANDSCAPE DESIGN』the magazine provides timely information on built landscapes and new techniques for ecologically sensitive planning and design with photographs and graphics ,in Asia and all over the world ;useful for landscape architects or garden designers and housing ,building ,city ,sevlal constructors ,monument ,sculpture, etc. 『LANDSCAPE DESIGN』は、暮らしの景観・環境をテーマにした日本で唯一の専門雑誌です。国内はもとより海外の話題や事例を通して、よりグローバルな視点で編集し、美しい写真を豊富に取り入れたビジュアルマガジン。造園、建築、都市計画、土木、アート、デザイン、まちづくり関係者など幅広い分野で景観・環境に携わる専門家に向け情報発信をしています。

Country:
Japan
Language:
Japanese
Publisher:
Marumo Publishing Co., LTD.
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6 Issues

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1 min.
進士五十八の風景美学 好評発売中

新書判・192 頁 定価:770 円(送料別) [目次] まえがき 第一話/都と鄙(みやことひな) 21 世紀は「地方」と「農」の時代 第二話/禅境と禅のまち スピリチュアル・ランドスケープ 第三話/森と生き物 バイオダィバァシティ永平寺 第四話/庭と園(にわとその) 「石庭=枯山水=禅の庭」は正しいか? 第五話/緑と花 圧倒的常緑樹基調風景下での季節感 第六話/時間の美(エイジングのビ) 景観十年・風景百年・風土千年 第七話/男と女 コントラスト・グラデーション・ シンバイオシス・ハーモニー 第八話/食農と環境 生命をつなぐ・食事訓から農家五訓へ 第九話/生と死 ホメオスタシス・仕事こそ生きること (人生) 第十話/文明と文化 世界文明と福井文化の調和・共存・共生 あとがき この本について この本書は、著者 進士五十八氏が曹洞宗 大本山永平寺の機関誌『傘松』に連載した 「園林家十話」の改題版です。永平寺監院 の小林昌道老師より禅家と市民の双方をつ なぐ「禅の里」構想について助力を求めら れた著者が、風景づくり・まちづくりのノウ ハウをベースに、美しい風景の地域創造の…

1 min.
地方を豊かにする キャンパスとオフキャンパス

人が生きるためにいつの時代も自然を手本にその土地から多くのことを学んできた。 土地から生きる力と知恵をさずけてくれた自然と共生する暮らしが生まれ、その土地の 人・歴史・文化としての地域らしさの風景がつくられる。それは今もなお生活風景として守 り維持すべき大切な地域資産となっている。 その地域資産としての生活風景は、我々人間がいかに生きるかを学ぶべき教育環境で もある。 しかし、昨今の少子高齢化による都市と地方の格差社会を生んでいる日本の現状は、 世界のグローバル経済競争の波で経済偏重の都市化をもたらし、地方の暮らしの経済基 盤を疲弊させると共に都市の生活環境をも歪めている 都市と地方の格差是正のために国が地方創生を政策に掲げ、アピールしてはいるが都 市への一極集中は一向に止まらない。 グローバル化は世界の都市間競争で、東京、大阪など大都市への集中投資を優先さ せ、経済競争のためにAI 社会を急進させ、人材育成も高度情報化社会による人工的 な教育環境を生み、緑豊かなオープンスペースのあるキャンパスは、人工的なビルが乱立 する都市環境の中に埋没し、理想とする学びの場が失われつつある。…

3 min.
「福井県立大学永平寺キャンパス」からの 風景づくり

福井県立大学の永平寺キャンパス 改称のねらい 私は平成28(2016)年4 月から福井県立 大学長をお引受けしている。2016 年直ぐに 取り組んだことが2つある。 まず、入学者の半数が県外からなので入学 式直後に福井県内各地に足を運び、わが眼わ が耳で福井の自然風土、歴史文化、産業技 術、生活福祉を直に体験すること、同級の仲 間たちと深く交わり人間を知ること、そのために 寝食を共にすること。いわゆる学外オリエンテー ションである もうひとつは県大メインの福井キャンパスの 呼称を「永平寺キャンパス」と改称することで あった。大学の所在地が永平寺町であるので 正確を期すべきことと、福井藩士の子弟岡倉 天心はじめ鈴木大拙らの著作を通じて〝禅の 哲学と永平寺〟は、すでに世界の教養として広 く知られていること。大本山の山門楼上正面に は「日本曹洞第一道場」と刻まれているように、 永平寺はいまの大学が果たすべき役割と同義、 〝人間、如何に生くべきか〟を学ぶ大先輩とい えるからである 「禅境と禅の里」とスピリチュアル・ラン ドスケープ 平成25(2013)年から私は福井県里山…

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福井県立大学オープンユニバーシティ構想

公立大学のミッションを果たす3 本柱 2016 年学長着任以来、私は公立大学として の福井県立大学の使命は「福井の県土とふる さと社会の持続可能性を支えられる研究教育・ 地域貢献」を果たす大学にあると考え、〝県大 オープン・ユニバーシティ構想〟をアピールして きた。 具体的には、①広大なキャンパスは「県民 のにわ」②生涯学習時代の公立大は広く「県 民の学び」をサポートすべきで、③一方県立 大の設置者福井県とも連携を強化して経済界 など「県内外のネットワーキング」を目指してそ れぞれ具体的な施策や計画を実行に移している。 ①「県民のにわ」の一例をあげると、44 ヘク タールに及ぶキャンパスは広々した芝生地がひ ろがるが、市民が集まる魅力を強化すべく、ま た学生諸君の愛校心や帰属感を期待して新 入生による記念樹を、春はサクラ、秋は多種類 の果樹で毎年実行している。 ②「県民の学び」例えば県内の校長経験者 などリタイアメントを社会人大学院生として受け 入れ、博士号取得を支援している。一方子育 てが終了した女性や高齢者の高い学習意欲 に応えるべく、開講の幅を広げ多様化したり、…

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遠野オフキャンパス―環境と文化の発見と継承

遠野オフキャンパスの現在地 9年目の風景 「遠野オフキャンパス」は、岩手県遠野市 で2012年に活動を開始し、まもなく9年目を 迎える。もともと、あらかじめ内容を定めた 活動ではなく、動きながら課題を発見し、 解決に必要なことをその都度考えていくよ うな形で進んできた。そのため、「遠野オフ キャンパスとはなにか?」という答えは、少 しずつ更新されている。今ここに書く内容 も2020年2月の自分たちから見えている風 景を記すことになる 2014年に本誌(LD No.98)に掲載された際 は、活動開始から2年経った時点だったの で、取り組んだことよりも今後の期待を ベースにまとめられている。とはいえ活動の 概略は、この時とは変わらないのでまずは 自己紹介的に引用したい 「遠野オフキャンパスは、遠野市全域をい わばキャンパスとして、遠野固有の生業や 環境を再生し、豊かな未来を築くためにさ まざまな課題を解決するための活動であ る。さまざまな分野の研究者や学生が遠野 に滞在し、地域の人や遠野の高校生、役所 の職員らと共に調査や研究、実習を行う。 そして、こうした活動を通して持続可能な…

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三田屋オフキャンパス

三田屋オフキャンパス概観 遠野駅前エリアのかつての中心街である 一日市通りに「三田屋」という旧呉服屋の建 物がある。プロジェクトを開始した2012年 には廃屋同然で取り壊しの予定だったが、 建物の価値を説明し、市が借り受ける形で 保存活用の道を探った。 当初は図面もなく建物の面積も間取りも わからない状態であったことから、まずは 大学生や高校生を交えて実測を行った。こ の実測は年を追うごとに詳細になり、基本 図はもとより、小屋裏を含めた全体の軸組 図や詳細図が起こされている。また、年に 一回程度の長期滞在で徹底的な掃除、簡易 な改修や構造の仮補強を行った。この改修 を通して、廃屋のようだった建物は、商売 の栄えていた時代の面影を取り戻し、街場 の暮らしを思い出させる場になるとともに、 「使える場」に育っていった。 調査は建物にとどまらず、立地する町や 生業、裏庭にも及んでいる。井戸端を中心 に垣根のない緩やかなコミュニティの場が あったこと、敷地をまたいだ水の流れが あったこと、通り土間の発展や常居を中心 とした遠野の町家の特徴などが明らかに なってきた。…