デザインは社会を変える
2020 年はまさに新型コロナウィルス感染症の1 年だった。この事により人々の働き方、暮らし方は大きく変え ざるを得ない状況を生んだが、一方でこれまでの生活を見直す契機ともなった。こうした人々の思考の変化はラ ンドスケープにおいても少なからず影響を与えるものと考えられる。ランドスケープデザイナーやアーキテクトに おいては、デザイン発想の転換さえ求められるかもしれない。日本を代表するデザイン組織であるGK デザイ ングループは、どのような考え方でデザインに向き合っているのだろうか。2021 年のスタートにあたり、株式 会社GK デザイン機構代表取締役社長の田中一雄氏にインタビューをお願いした。このインタビューが、ランド スケープに携わる人たちそれぞれのデザインに対する思考を振り返る機会になること、そしてポストコロナ社会 をどう捉えるかを考える契機になることを期待したい。 協力=株式会社GK デザイン機構、株式会社GK 設計、株式会社GK デザイン総研広島 文責=編集部 人の交流、共感の場を創造する ランドスケープの視点が大事な時代 昨年来の新型コロナウィルス感染症のパンデミック…