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Art & Architecture
商店建築 SHOTENKENCHIKU

商店建築 SHOTENKENCHIKU No768_Dec-16

SHOTENKENCHIKU is the only magazine which has been dedicating to Japanese store design and commercial architecture since 1956. The magazine offers readers the very latest interior designs of restaurants, hotels, fashion stores, hair salons, etc with many pictures, detailed floor plans and information of main materials. It is considered to be a must-read for architects, interior designers. 「商店建築」は、レストラン、ホテル、ファッションストアなど最新のストアデザインを、豊富な写真で紹介する専門誌。デザインコンセプトや図面、仕上げ材料など、インテリアデザイナーや建築家、店舗開発に携わるすべての方に有益な情報が満載です。1956年の創刊以来、日本の商空間、店舗デザインを記録し、国内外に発信し続けています。

Country:
Japan
Language:
Japanese
Publisher:
SHOTENKENCHIKU-SYA PUBLISHING CO., LTD.
Frequency:
Monthly
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12 Issues

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職人技術とbimが生み出す、現代の宗教空間

セ ーヌ川沿いの風景 を刷新する建物が 2016年10月に誕 生した。その上部は、五つの金 色のドームで飾られ、外壁はパ リらしいグレーの基調色に包ま れている。ロシア政府が全面的 に出資したロシア正教会と、文 化施設、教育施設の複合体だ。 設計を担当したのは、フランス を代表する建築家、ジャン・ミッ シェル・ヴィルモット氏。 竣工に至るまでは長い道のり だった。国際コンペティション で最優秀案として選考された内 容に対して、当時のパリ市長ド ラノエ氏は、「パリのイメージに ふさわしくない」「ガラスの巨 大屋根が危険である」といった 理由で、再検討を命じた。その ような複雑な政治的背景を乗り 越えて実現されたヴィルモット 氏による建築には、施工者や伝 統工芸職人の能力が結集されて いる。 石材加工技術で生み出す 70パターンの断面形状 外壁を構成するのは、ブルゴー ニュ地方で採石されたマサンジ スとロシュロン・コンブロンシ アンという石灰質の石材で、仏 ロカマット社が培う産業技術と 社内職人の手仕事による石材加 工技術を組み合わせることで、 70パターンの断面形状を可能…

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高級シニア向け施設の最新デザインが教えてくれること

高 齢化社会に突入し、 シニア向けビジネ スがますます注目さ れるのに伴って、高齢者施設の分 野でもデザインが必要とされ始 めている。高齢者が暮らす施設は、 有料老人ホーム、高齢者向け住宅 など費用や介護レベル、運営母体 によっていくつかの種類に区分 される。その中で高級有料老人ホー ムのデザインを、ホテル設計に定 評のあるデザイナーが手掛ける ケースを見掛けるようになって きた。それらに共通するのは、品 格あるロビーや高級感溢れるレ ストランのような雰囲気。求めら れているのは「ホスピタリティー」 「付加価値」といった集客施設の ノウハウだ。人生の満足度を映し 出すような豊かな住環境づくり にはデザインの力が欠かせない。 邸宅の記憶を 引き継いだ特別感 そうした事例の一つが、ベネッセ スタイルケアが運営する「成城 歐おう林りん邸てい」だ。東京・成城にあるこ の有料老人ホームの建築とパブ リックスペースのデザインを、乃 村工藝社の桐岡栄さんが手掛けた。 元々この敷地には、ある起業家の 立派な邸宅があり、大樹を含めた 広い庭が邸宅を包んでいた。現 在の建物はRC 造の新築だが、土…

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多種多様な日本酒がもたらす「バイザグラス」の発想

日本酒の消費量が落 ち、酒蔵が潰れると 叫ばれて久しいが、 純米酒以上、特にクオリティー の高い酒に限って言えば、実は 消費は伸びている。プレミアム な日本酒を時間制飲み放題で提 供する居酒屋や、100、200種類 と数を競う飲食店がどの街にも できており、日本酒は「ブーム」 を迎えているのである。しかし、 そうした店はこの先に生き残っ ていくことができるだろうか。 多くの酒蔵が世代交代を経て、日 本酒はバリエーションが広がっ た。淡麗辛口一辺倒から、香りも 高く濃醇なものが揃うようになり、 女性のファンも増えた。火入れ をしない生酒や加水をしない原酒、 更には無濾過の酒なども人気で あり、ワインのような酸や香りを 持ったものも登場している。 そんな幸せな状況にも関わらず、提 供の仕方やそれに合わせる料理の 工夫は、まだまだ足りない店が多い。 料理が引き出す酒の魅力 「フランス料理の世界では、『フォ アグラにはソーテルヌ』という 決まりがあります。これはもう 絶対的においしい料理とワイン の組み合わせ。当店では、フォア グラの茶碗蒸しには、甘口の酒 を合わせます。単独で飲むには…

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6市町村にまたがり、 地域の魅力を再認識させる 新たな現代アートの祭典

開催市町/日立市 高萩市 北茨城市 常陸太田市 常陸大宮市 大子町 主催/茨城県北芸術祭実行委員 会 会期/ 2016 年9 月17 日~ 11 月20 日 撮影/千葉正人 茨 城県北部を会場に 今年秋、「KENPOKU ART 2016 茨城県 北芸術祭」が開催された。橋本 昌茨城県知事を会長とする実行 委員会が主催し、総合ディレク ターに森美術館館長の南條史生 氏が迎えられた新たな芸術祭で、 6市町にまたがる広域の会場は、 国内で開催される芸術祭として は最大級の規模となった。「海か、 山か、芸術か?」を総合テーマに、南條氏のネットワークにより招 聘された、国内外の多彩なアー ティストによる約100点の作品 を各所に展示。臨海部の日立市、 高萩市、北茨城市を「海側」、中 山間部の常陸太田市、常陸大宮 市、大子町を「山側」として大き く二つのエリアに分け、それぞ れの自然環境や、産業化遺産、歴 史や街並みなど、地域の価値を 改めて認識させる現代アートが 展開された。 廃業になった温泉施設の敷地に、 円形アルミと水面に風景が重な りながら映り込む足湯「Spring」…

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おもちゃ箱のような世界に 入り込む展覧会

会場/ TOTO ギャラリー・間(東京・乃木坂) 会期/ 2016 年10 月15 日~ 12 月11 日 ト ラフ建築設計事務所 の個展「トラフ展 イ ンサイド・アウト」が TOTO ギャラリー・間で開催中だ。 建築設計を始めインテリアから プロダクトまでさまざまなプロジェ クトを手掛けるトラフの鈴野浩 一氏と禿真哉氏。本展では「イ ンサイド・アウト」というタイト ルの通り、2人の頭の中をのぞく ことができる構成となっており、 ビル全体にわたって1から100 までのアイデアが展開されている。 3階ギャラリースペースでは、ト ラフ結成のきっかけとなったホテ ル「クラスカ」の客室リノベーショ ンから、現在進行中の最新プロジェ クトまでを展示。テーブル上には スタディーの過程で生まれた思考 の断片も並べられ、模型やプロダ クトの間を縫うように鉄道模型N ゲージの線路を通し、トラフ号と 名付けられた列車が走る。4階で は展示台を走るトラフ号に小型カ メラを取り付けて撮影した映像作 品を上映。映像を見ることで、ラ ンダムに点在しているように見 えたテーブル上の展示がNゲー…

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ものづくりの姿勢を伝える新入社員研修

主催/丹青社 会期/ 2016 年10 月13 日~ 18 日 会場/アクシスギャラリー(東京・六本木) 参加デザイナー/芦沢啓治 伊東 裕・劔持良美 角田陽太 小林幹也 鈴野浩一 寺田尚樹 長岡 勉 鳴川 肇 橋本 潤 林 祐輔・安西葉子 藤森泰司 湯澤幸子 上垣内泰輔・竹田佳史 丹 青社が新入社員教育 の一環として実施す る「人づくりプロジェ クト」は、全新入社員が講師役の 社内外のデザイナーと協働して プロダクトを完成させる実践型 研修。完成したプロダクトを展 示する本展の狙いを、同社・人材 企画課の松村磨氏は「なぜこの 仕事をするのか? 本当にこの仕 事が好きなのか? を新入社員が 考える時間をつくるため。情熱 を持ったクライアントや職人と仕 事をする上で、その答えを持って いることが不可欠」と説明する。 会場の中心部を1周する不織布 の幕には、新入社員によるプロジェ クトを終えてのコメントがプリ ントされており、幕の外側は新入 社員が今後活躍していく世界を 表現している。会場構成を担当 した同社デザイナーの竹田佳史 氏は「彼らと一人前のクリエイター…